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PCBの設計方法:初心者向けEasyEDAステップガイド

EasyEDAでPCBを設計する方法を解説します。回路図、フットプリント、部品配置、配線幅、ベタ銅箔、DRC、ガーバーデータ、発注に加え、Arduino Nanoを使った基板の例とKiCadも紹介します。

PCB設計とは、ブレッドボード上に配線して作った回路を、銅箔パターンで部品をつなぐ恒久的なプリント基板にすることです。今では高価なソフトウェアや工場は必要ありません。無料のEasyEDAを使えば、ブラウザーで回路図を描き、基板を設計して製造用ファイルを生成し、数回のクリックで発注できます。1〜2週間後には、プロが作ったような基板が手元に届きます。

このガイドでは、Arduino Nanoを使った小型センサー基板を例に、作業全体を順に進めます。回路図の作成、部品ごとの正しいフットプリント選び、部品配置、電流に応じた配線幅の設定、GNDのベタ銅箔の追加、DRCによるエラーの確認、ガーバーファイルの生成、発注、届いた基板の動作確認までを扱います。最後に、初心者がよくする設計ミスを紹介し、EasyEDAと高機能な代替ソフトKiCadを簡単に比較します。

ブレッドボード上に組んだ回路
ブレッドボードは実験に便利です。回路が動いたら、次は恒久的で丈夫なPCBにしてみましょう。

PCBとは?ブレッドボードからPCBに移す理由

PCBは、ガラス繊維で補強したエポキシ樹脂(FR-4)の板に薄い銅箔を貼り付けたものです。趣味の電子工作用基板の多くは2層です。表と裏に銅箔があり、ビアと呼ばれる小さなめっき穴で2つの層を接続します。銅箔を覆う緑色などの塗膜はソルダーレジストです。配線を保護し、パッドだけにはんだが付くようにします。表面の白い文字はシルク印刷層です。ブレッドボードは試作に最適ですが、振動で配線が緩み、長いジャンパーワイヤーはノイズを拾いやすく、回路がケースに収まらないこともあります。PCBにすると、丈夫で小さく、同じものを再現でき、問題の調査もしやすい回路になります。

特徴ブレッドボードユニバーサル基板PCB
恒久性仮設用、配線が緩みやすい恒久的、手ではんだ付け恒久的で丈夫
準備にかかる時間数分数時間(すべての接続を手作業)設計に数時間、製造と配送に1〜2週間
同じものを作る場合毎回組み直す毎回はんだ付けする同じファイルから必要な数だけ作れる
見た目と大きさ大きく、配線が入り組む中程度小さく、すっきりする
SMD部品使用不可難しい簡単
適した用途実験と学習1個だけ作る簡単な回路完成品として使うプロジェクト、複数個の製作

作例:Arduino Nanoを使ったセンサー基板

このガイドでは、ブレッドボードでよく作られる回路をPCBに移します。使うのはArduino Nano、DHT22温湿度センサー、I2C OLEDディスプレイ用の4ピンヘッダー、2個のボタン、LED、パッシブブザーです。Nanoを基板に直接はんだ付けせず、2本の15ピンメスヘッダーに差し込みます。こうすれば、別のプロジェクト用に取り外したり、故障時に簡単に交換したりできます。基板にはねじ式端子台を通して7〜12 VのACアダプターから給電し、ダイオードで逆接続を防ぎます。ピン番号は「Arduino Nanoのピン配置」を参照してください。

Arduino Nanoボード
Arduino Nano:18 × 45 mm、15ピンが2列に並びます。列間は15.24 mm(600 mil)で、PCB上のヘッダーの間隔を正確に合わせる必要があります。
部品番号部品値フットプリントNanoへの接続
U1Arduino Nano(メスヘッダーに装着)-2 × 1×15メスヘッダー、2.54 mmピッチ、列間15.24 mm-
U2DHT22センサー-1×4ピン、2.54 mmピッチD2(データ)、5V、GND
R1プルアップ抵抗10 kΩアキシャル型THT、10.16 mmピッチD2と5Vの間
J1OLED用ヘッダーGND, VCC, SCL, SDA1×4メスヘッダー、2.54 mmピッチA5 (SCL), A4 (SDA), 5V, GND
SW1, SW2ボタン6 × 6 mm4ピンTHTタクトスイッチD3とD4、反対側をGNDへ
D2LED5 mm、赤色5 mm LED、2.54 mmピッチD6
R2LED用抵抗330 Ωアキシャル型THT、10.16 mmピッチD6とLEDの間
BZ1パッシブブザー12 mm12 mmブザー、7.6 mmピッチD8
D1ショットキーダイオード1N5819DO-41アキシャル型端子台の+とVINの間
C1電解コンデンサ100 µF / 25 Vラジアル型、2.5 mmピッチVINとGNDの間
J2ねじ式端子台2ピン5.08 mmピッチ7〜12 V入力

PCB設計の流れ:7つのステップ

  1. 回路図:記号で回路を描き、すべての接続を確認します。
  2. フットプリント:各記号に対応する、基板上のパッドと穴の配置を選びます。
  3. 部品配置:基板の大きさを決め、部品を機能ごとにまとめて配置します。
  4. 配線:接続を銅箔パターンとして引き、電源の配線幅を広くします。
  5. ベタ銅箔:空いている部分をGNDにつながる銅箔で埋めます。
  6. DRC:設計ルールをチェックし、エラーを修正します。
  7. ガーバーと発注:製造用ファイルを生成して確認し、製造業者にアップロードします。

1.EasyEDAで回路図を描く

EasyEDAには、従来のシンプルなStandardと、新しい高機能なProの2つのエディションがあります。どちらも無料で、ブラウザーまたはダウンロードできるデスクトップクライアントで使えます。初めてならProから始めましょう。無料アカウントを作成して新しいプロジェクトを開くと、空白の回路図シートが表示されます。ライブラリパネルで部品名やLCSCの部品番号を検索し、回路図に配置します。抵抗、コンデンサ、LEDなどの基本部品には、記号とフットプリントが用意されています。次にワイヤーツールでピンをつなぎ、電源にはVCCとGNDの記号を使います。回路図を読み慣れていない場合は、「回路図の読み方」で記号を1つずつ解説しています。

長い配線の代わりにネットラベルを使いましょう。2つのピンに同じ名前、例えばSDAを付けると、EasyEDAは接続済みとして扱い、回路図を見やすく保てます。ライブラリにある既成の「Arduino Nano」部品は、ピンの順序が正しいとは限りません。最も確実なのは、2本の1×15ヘッダーでNanoを自分で構成し、実際のNanoのピン順に合わせて各ピンにラベルを付ける方法です。

2.フットプリントを選ぶ:記号に対応する基板上の形

記号は回路図で部品の役割を示し、フットプリントは基板上で部品の足が接続されるパッドや穴、その部品が占める範囲を定義します。同じ10 kΩの抵抗にも、7.62 mmや10.16 mmピッチのスルーホール実装(THT)のアキシャル抵抗、0805や0603などの表面実装(SMD)パッケージなど、数十種類のフットプリントがあります。手元の部品を定規やノギスで測らずに、フットプリントを選ばないでください。最初の基板には、手ではんだ付けしやすいTHT部品がおすすめです。SMDに進むときは、0805サイズが手ではんだ付けしやすいでしょう。SMD抵抗に印刷されたコードは、「SMDコード」ツールで読み取れます。

部品一般的なフットプリント確認すべき寸法補足
1/4 W抵抗アキシャル型THT7.62 mm(300 mil)または10.16 mm(400 mil)ピッチ10.16 mmなら足を曲げやすい
5 mm LEDLED-5MM2.54 mmピッチ平らな縁と短い足がカソードです。シルク印刷に印を付けます
ピンヘッダー1×N、2.54 mm穴径1.0 mmNanoの場合、2列の間隔は15.24 mm
電解コンデンサラジアル型直径に応じて2.0/2.5/3.5 mmピッチプラス側の足をシルク印刷に表示します
ねじ式端子台2ピン5.08 mmまたは3.5 mmピッチ電線の差し込み口を基板の端に向けます
タクトスイッチ6 × 6 mm THT6.5 × 4.5 mmの穴配置向かい合うピンの組は内部でつながっています
SMD抵抗・コンデンサ0805, 06030805 = 2.0 × 1.25 mm手ではんだ付けするなら0805以上
最も高くつく失敗は、記号とフットプリントのピン番号が一致していないことです。トランジスタのピン順はEBCかCBEか、OLEDモジュールはVCCとGNDのどちらが先か、LEDのカソードはどのパッドに接続するかを、発注前に実物かデータシートで確認してください。向きを誤って製造した基板は、たいてい廃棄するか、修正用の配線を追加して救済することになります。トランジスタのピンは「トランジスタとは?」、OLEDのピン順は「OLEDディスプレイ」を参照してください。

3.基板の大きさと部品配置

  • まず外形から:基板の外形を描きます。作例の基板は60 × 50 mmです。多くの製造業者では100 × 100 mm未満の基板が最も安い価格帯になります。
  • 取り付け穴:四隅に3.2 mm(M3)の穴を、端から約3.5 mm内側に配置します。後で基板をケースにねじ止めしやすくなります。
  • コネクターは端へ:ねじ式端子台、OLED用ヘッダー、NanoのUSB端子を基板の端に向け、ケーブルを差すときに部品が邪魔にならないようにします。
  • 部品をまとめて配置:電源部品(端子台、ダイオード、コンデンサ)を一角にまとめ、ボタンは操作する人が押しやすい端に配置します。
  • センサーを熱源から離す:DHT22をNanoのレギュレーターやブザーから離して配置します。レギュレーターの熱で温度の測定値が数度ずれることがあります。
  • はんだ付けの余裕を確保:部品の間にはんだごてのこて先が入る十分なスペースを設け、隣り合う2つのパッドの間隔が1 mm未満にならないようにします。
  • シルク印刷:各部品の番号(R1、D1)、LEDとコンデンサの極性、ピン名、基板名を記入します。文字をパッドに重ねないでください。

4.配線を引き、配線幅を決める

部品配置が終わると、部品の間に細い線が表示されます。このラッツネストは、回路図にはあるものの、まだ銅箔で配線されていない接続を示します。配線ツールで、1本ずつ銅箔パターンにしていきます。配線幅によって流せる電流が決まります。細い配線に大電流を流すと発熱し、電圧降下が起き、最悪の場合は焼き切れます。信号線は0.25〜0.3 mmで十分ですが、5 VやVINなどの電源線は少なくとも0.6〜1 mmの幅にしてください。特にサーボモーター、モーター、LEDテープへ給電する場合は重要です。次の値は、外層の1 oz(35 µm)銅箔、温度上昇約10 °Cという条件で、IPC-2221の近似式から算出した目安です。余裕を持たせておくと安心です。

配線幅mil電流の目安(1 oz、外層、10 °C)用途
0.25 mm10 mil≈ 0.9 A信号線
0.5 mm20 mil≈ 1.5 Aロジック回路やセンサーの電源
1.0 mm40 mil≈ 2.4 Aサーボモーター、リレー、小型モーターへの給電
2.0 mm80 mil≈ 4 A大電流の電源線

配線間の間隔(クリアランス)は少なくとも0.2〜0.3 mm確保してください。多くの製造業者はもっと狭い間隔にも対応できますが、広めにしておけば製造とはんだ付けの両方で余裕ができます。別の層へ配線を移す場合はビアを使います。趣味の基板では、穴径0.3 mm、外径0.6 mmのビアが一般的です。曲がり角は45度にし、90度未満の鋭い角度を避けてください。2層基板では、主に表面を横方向、裏面を縦方向に配線すると、交差を解決しやすくなります。LED用抵抗の値は、「LED抵抗計算ツール」で求められます。

5.GNDのベタ銅箔

すべての配線を引いたら、基板表面の空いている部分をGNDネットにつながる銅箔で埋めます。EasyEDAでは銅箔エリアツールを使います。表面と裏面の両方にベタ銅箔を設け、基板全体に分散させた数個のGNDビアで2つの層を接続します。利点は3つあります。各部品のGNDを別々に配線せず最短で接続でき、GND経路の抵抗とノイズを減らせ、製造時にエッチングで除去する銅箔も少なくなります。スルーホール部品のGNDパッドは、サーマルリリーフという4本の細い接続部を通してベタ銅箔につながります。これにより、はんだごての熱が大きな銅箔面に逃げにくくなり、パッドを加熱できます。ベタ銅箔を追加したら再生成し、どこにもつながっていない小さな孤立銅箔を取り除いてください。

6.DRCを実行する

DRC(設計ルールチェック)は、設定したルールに従って設計を自動で検査するツールです。近すぎる配線、基板端に近すぎる銅箔、重なるパッド、基板からはみ出す部品、まだ接続されていないネットを一覧表示します。エラー一覧の行をクリックすると、EasyEDAが問題の場所を示します。エラーがなくなるまでDRCを実行してください。ただし、DRCだけに頼ってはいけません。フットプリントの選択ミスや、ピンを誤ったネットにつないだことはDRCでは分かりません。発注前に、次の項目も手作業で確認してください。

  1. 画面にラッツネストが残っておらず、DRCのエラーがゼロであることを確認してください。
  2. 基板を100%の倍率で紙に印刷し、実物の部品を重ねてください。穴の間隔とNano用ヘッダーの位置がぴったり合う必要があります。
  3. 3D表示を開き、部品が重なっていないことと、USB端子と端子台が基板の端を向いていることを確認してください。
  4. 電源の経路をたどり、端子台、ダイオード、コンデンサ、NanoのVINピンが正しい順番につながっているか確認してください。
  5. シルク印刷に、極性の印、ピン名、基板名、バージョン番号(例:v1.0)があることを確認してください。

7.ガーバーファイルの生成と発注

製造業者が使うのは設計ファイルではなく、業界標準のガーバーファイルです。ガーバーは基板の各層を個別のファイルで表し、穴の位置と直径は別のドリルファイルに保存します。EasyEDAの製造メニューでガーバー出力を選ぶと、すべてのファイルが1つのZIPアーカイブにまとめられます。この画面には、EasyEDAと同じ企業グループの製造業者へ直接発注する選択肢もあります。ZIPを別の製造業者にアップロードすることもできます。どこに発注する場合も、アップロード後はオンラインのガーバービューアーで基板を層ごとに確認してください。描いたとおりに製造されるかを確かめる最後の機会です。

ファイル(拡張子)内容
GTL / GBL表面と裏面の銅箔層
GTS / GBS表面と裏面のソルダーレジスト(パッドを露出させる場所)
GTO / GBO表面と裏面のシルク印刷文字
GKOまたはGM1基板の外形と内部の切り抜き
DRL / TXT穴の位置と直径
発注時の設定趣味の基板におすすめの値説明
層数2この種の基板のほとんどに十分です
基板の厚さ1.6 mm標準の厚さで、最も安価で丈夫な選択肢です
銅箔の重さ1 oz(35 µm)大電流を流さない限り十分です
表面処理鉛フリーHASL安価ではんだ付けしやすい仕上げです。ピッチの細かいSMD部品には、表面がより平坦なENIGが適しています
ソルダーレジストの色緑ほとんどの製造業者で最も納期が短く、安価な色です
数量5ほとんどの製造業者の最小数量です。問題が起きたときに予備が役立ちます

基板は通常数日で製造され、配送には選んだ方法に応じて1〜2週間かかることがあります。届いたら、すべての部品を一度にはんだ付けしないでください。まずダイオード、コンデンサ、端子台だけを取り付け、VINとGNDの間に短絡がないことをテスターで確認します。その後に電源を入れ、Nano用ヘッダーで正しい電圧が出ていることを確かめます。続いて、抵抗、ダイオード、ボタン、ヘッダー、最後に大きな部品というように、背の低いものから順にはんだ付けします。きれいな接合の作り方は「はんだ付けのやり方」、測定方法は「テスターの使い方」を参照してください。Nanoを差し込み、次のテスト用スケッチを書き込んで、基板上の接続を1つずつ確認します。

C++ (Arduino IDE)
1// Nano kartı ilk test: her bağlantıyı tek tek doğrula
2// Nano board first test: check every connection one by one
3#include <Wire.h>
4
5const int DHT_PIN  = 2;              // DHT22 veri hattı, 10 kΩ pull-up / DHT22 data line, 10 kΩ pull-up
6const int BUTON1   = 3;              // buton GND'ye / button to GND
7const int BUTON2   = 4;
8const int LED_PIN  = 6;              // LED + 330 Ω
9const int BUZZER   = 8;              // pasif buzzer / passive buzzer
10
11void i2cTara() {
12  byte bulunan = 0;
13  for (byte adres = 1; adres < 127; adres++) {
14    Wire.beginTransmission(adres);
15    if (Wire.endTransmission() == 0) {             // cihaz cevap verdi / a device answered
16      Serial.print(F("I2C cihaz / device: 0x"));
17      Serial.println(adres, HEX);                  // OLED genelde 0x3C / OLED is usually 0x3C
18      bulunan++;
19    }
20  }
21  if (bulunan == 0) Serial.println(F("I2C cihaz yok: A4/A5 yollarini kontrol et / no I2C device: check the A4/A5 tracks"));
22}
23
24void setup() {
25  Serial.begin(9600);
26  pinMode(BUTON1, INPUT_PULLUP);
27  pinMode(BUTON2, INPUT_PULLUP);
28  pinMode(LED_PIN, OUTPUT);
29  pinMode(DHT_PIN, INPUT);
30  Wire.begin();
31
32  Serial.println(F("--- Kart testi / board test ---"));
33  i2cTara();
34  // Pull-up direnci lehimliyse veri hattı boşta HIGH okunur
35  // If the pull-up resistor is soldered, the idle data line reads HIGH
36  Serial.print(F("DHT hatti / DHT line: "));
37  Serial.println(digitalRead(DHT_PIN) ? F("HIGH (pull-up tamam / OK)") : F("LOW (pull-up ya da kisa devre? / pull-up or short?)"));
38  tone(BUZZER, 2000, 150);                         // buzzer kısa bip / short beep
39}
40
41void loop() {
42  digitalWrite(LED_PIN, (millis() / 500) % 2);     // LED yarım saniyede bir / LED every half second
43
44  static bool once1 = HIGH, once2 = HIGH;
45  bool b1 = digitalRead(BUTON1);
46  bool b2 = digitalRead(BUTON2);
47  if (b1 == LOW && once1 == HIGH) { Serial.println(F("Buton 1 / button 1")); tone(BUZZER, 1000, 80); }
48  if (b2 == LOW && once2 == HIGH) { Serial.println(F("Buton 2 / button 2")); tone(BUZZER, 1500, 80); }
49  once1 = b1;
50  once2 = b2;
51  delay(20);                                       // basit debounce / simple debounce
52}

起動時にコードがI2Cバスをスキャンし、OLEDが接続されていればそのアドレス(通常は0x3C)を出力します。何も見つからなければ、A4とA5の配線を確認するよう表示します。R1のプルアップ抵抗が正しくはんだ付けされていれば、DHT22のデータ線は待機時にHIGHになります。LOWなら抵抗が付いていないか、配線がGNDに短絡しています。起動時にブザーが短く鳴り、LEDは0.5秒ごとに点滅し、各ボタンを押すとシリアルモニタにボタン名が表示され、それぞれ異なる音が鳴ります。これらのテストをすべて通過したら、センサーとディスプレイのライブラリを追加し、本来のプロジェクトに進めます。

PCB設計でよくある間違い

間違い結果予防方法
フットプリントやピン順の誤り部品が収まらない、または逆に接続されますデータシートを確認し、100%の倍率で印刷した図に部品を重ねます
Nano用ヘッダーの列間隔の誤りNanoをヘッダーに差し込めません列間を15.24 mm、ピンピッチを2.54 mmにします
電源線が細い発熱、電圧降下、リセット電源線の幅は0.6〜1 mm以上にします
GNDのベタ銅箔にネットが割り当てられていないベタ銅箔はあるものの、どのパッドにもつながっていませんベタ銅箔のネットをGNDに設定し、再生成します
取り付け穴の付け忘れ基板をケースにねじ止めできません最初から四隅にM3用の穴を配置します
シルク印刷がパッドに重なる文字が読めず、はんだ付けも難しくなります文字をパッドから離し、文字の高さを0.8 mm以上にします
極性の印がないLED、ダイオード、コンデンサを逆向きに取り付けてしまいますカソード、プラス側、1番ピンをシルク印刷に表示します
コネクターが基板の内側を向いているケーブルを差し込めず、USB端子がふさがれます3D表示でコネクターの向きを確認します

KiCadを簡単に紹介:EasyEDAとKiCad、どちらを選ぶ?

特徴EasyEDAKiCad
料金無料無料でオープンソース
動作環境ブラウザーまたはデスクトップクライアント。プロジェクトはアカウントに保存すべて自分のコンピューター上で動作し、インターネットは不要
部品ライブラリLCSCカタログと連携し、記号とフットプリントを用意充実した公式ライブラリ。足りない部品は自分で追加
習得のしやすさすぐに始められる、シンプルな操作画面設定が多く、習得に少し時間がかかる
発注アプリ内から1ステップで発注ガーバーファイルとドリルファイルを出力し、製造業者にアップロード
高度な機能趣味や小規模なプロジェクトには十分以上多層基板、差動ペア、等長配線、SPICEシミュレーション
3D表示対応対応、STEP出力も可能

KiCadでも作業の流れは同じです。回路図エディターで回路を描き、各記号にフットプリントを割り当て、PCBエディターで配置と配線を行い、DRCを実行して、プロットメニューからガーバーファイルとドリルファイルを生成します。最初の基板なら、EasyEDAの既成ライブラリと1ステップでの発注が時間の節約になります。設計が大きくなり、オフラインで作業したい、ファイルをすべて手元で管理したい、高度な機能を使いたい場合は、KiCadへの移行を検討するとよいでしょう。ここで学んだフットプリント、配線幅、ベタ銅箔、DRCの考え方は、どちらのソフトウェアでも同じです。

初めてのPCBを手にすると、ブレッドボード上で入り組んでいた配線が、丈夫で同じものを再現できる基板に変わったことを実感できます。失敗しても、2作目は必ずよくなります。THT部品を使った小さな基板から始め、フットプリントと電源線を再確認し、発注前に紙へ印刷して部品を合わせてみてください。BlueGraysアプリのLED、ボタン、ブザー、DHT11、LCD、OLEDのプロジェクトにある配線図は、自作基板を設計する際のよい出発点になります。まずアプリの手順に沿ってブレッドボードで回路を動かし、その後でPCBに移しましょう。

よくある質問

PCBはどのように設計しますか?

まずEasyEDAやKiCadなどのソフトウェアで回路図を描き、各部品にフットプリントを割り当て、基板上に配置して銅箔パターンで接続します。空いている部分をGNDのベタ銅箔で埋め、DRCでエラーを確認したら、ガーバーファイルを生成してPCB製造業者にアップロードします。

EasyEDAは無料ですか?

はい。EasyEDAのStandardとProはどちらも無料で、ブラウザーまたはダウンロードできるデスクトップクライアントで使えます。必要なのは無料アカウントの作成だけです。基板の製造は別の有料サービスで、選んだ製造業者に料金を支払います。

ガーバーファイルとは何ですか?

ガーバーはPCB製造業者が使う標準ファイル形式です。基板の各層(銅箔、ソルダーレジスト、シルク印刷、外形)はそれぞれのガーバーファイルで表し、穴の位置は別のドリルファイルに記録します。EasyEDAとKiCadでは数回のクリックで生成でき、通常は1つのZIPアーカイブにまとめてアップロードします。

PCBの配線幅はどのくらい必要ですか?

信号線には0.25〜0.3 mmで十分です。電源線は流す電流に応じて幅を広くしてください。外層の1 oz銅箔なら、幅約0.5 mmで約1.5 A、幅1 mmで約2.4 Aを流せます。サーボモーター、モーター、LEDテープに給電する配線は、安全のための余裕を持たせて1 mm以上にしてください。

EasyEDAとKiCadはどちらがよいですか?

初心者が早く始められるのはEasyEDAです。部品ライブラリが用意され、ソフトウェア内から発注できます。KiCadはすべてローカルで動くオープンソースのソフトウェアで、より高度な機能があります。基本的な考え方は同じなので、EasyEDAから始め、後でKiCadに移行するのも簡単です。

PCBの発注から届くまでの期間と最小注文数は?

ほとんどの製造業者は標準的な2層基板を数日で製造します。全体の所要時間を大きく左右するのは配送方法で、通常は1〜2週間です。ほとんどの製造業者の最小注文数は5枚で、小型基板では5枚と10枚の価格差はたいていわずかです。

全プロジェクトを見る
LEDの点滅
#1初級

LEDの点滅

電子工作の第一歩は、1個のLEDを点けたり消したりすることです。Arduinoで短い間隔で点灯と消灯を繰り返すと、LEDが素早く点滅します。ボードが光を制御する仕組みを最もシンプルな形で確かめ、これから取り組むプロジェクトの基礎を身につけます。

4.6(188)
1125
ボタンでLEDを点灯(押している間のみ)
#9初級

ボタンでLEDを点灯(押している間のみ)

呼び鈴のように、押している間は点灯し、離すと消灯します。Arduinoはボタンの状態を常に読み取り、押されている間はLEDを点灯させ、指を離した瞬間に消灯させます。このシンプルな回路で、ボードが外部からの操作を検知する仕組みを学べます。

4.8(113)
229
ブザーの使い方
#13初級

ブザーの使い方

呼び鈴やアラームがどうやって音を出すのか、気になったことはありませんか?Arduinoが小さなブザーを短い間隔で鳴らし、音を出す、止める、を繰り返します。電気で音が生まれる仕組みを学び、メロディーを演奏するプロジェクトへの第一歩を踏み出せます。

4.7(89)
161
DHT11で温度と湿度を測定
#55中級

DHT11で温度と湿度を測定

部屋の温度は何度で、空気は湿っているでしょうか、それとも乾燥しているでしょうか?DHT11センサーが温度と湿度を測定し、Arduinoが2行のLCDディスプレイに値を表示して、数秒ごとに更新します。センサーに異常があればエラーメッセージが表示されます。自分だけの小さな気象観測装置を作る第一歩です。

4.7(47)
73
HC-SR04で距離を測定(シリアルモニタ表示)
#27初級

HC-SR04で距離を測定(シリアルモニタ表示)

HC-SR04センサーは、コウモリが暗闇で道を見つけるのと同じ仕組みで動作します。人には聞こえない音を出し、その反響を捉えて前方の物体までの距離を測ります。Arduinoは0.5秒ごとに距離をセンチメートル単位でコンピューターの画面に表示し、3〜100センチメートルの測定値を示します。駐車センサーや障害物を避けるロボットなどのプロジェクトの基礎になります。

4.6(46)
71
I2CでLCDディスプレイを使う
#32初級
プレミアム

I2CでLCDディスプレイを使う

Arduinoにディスプレイを接続し、最初のメッセージを表示します。2行のLCDディスプレイは数本の配線だけで接続できます。まず上の行にあいさつを表示し、次に下の行にもう1つのメッセージを表示します。その後、表示を消去して最初から繰り返します。温度や時刻、スコアを表示するプロジェクトは、すべてこのステップから始まります。

4.8(53)
70
パドルボールゲーム(SSD1306)
#86中級
プレミアム

パドルボールゲーム(SSD1306)

ボール1個とパドル2本で遊ぶ、ビデオゲームの原点の1つである卓球ゲームを、小さなOLEDディスプレイで楽しめます。2つのボタンで右のパドルを上下に動かします。左のパドルはコンピューターがボールを追いながら操作し、ボールを打つたびにブザーが短く鳴ります。先に9点を取ると勝ちです。その後、新しいゲームが自動で始まります。

4.5(47)
65
スマート電子金庫
#92上級
プレミアム

スマート電子金庫

貴重品を保管できる、暗証番号で開く小さな金庫です。キーパッドで4桁の暗証番号を入力すると、正しければサーボモーターが解錠し、緑色のLEDが点灯してディスプレイに金庫の状態が表示されます。キーを押すたびにブザーが短く鳴ります。3回間違えると30秒間ロックアウトされます。暗証番号はいつでも変更でき、電源が切れても保持されます。

4.7(42)
63